都会のミミズ

気が付けば、コンバースの靴ヒモは両足ともほどけてしまっており、早足で歩く私の足元はかなり自由な暴れっぷりでございました。
こいつはいけねぇ、と、往来の盛んなコースを外れて道の端っこにしゃがみ込んで靴ヒモを結び直した次第でございました。
すると、目の前のつま先あたりに都会には珍しく、ミミズが一匹這いつくばっておりました。
大きくも小さくもない都会のミミズ。
土の気配など何処にもない。このあたりで最も「自然」に近しいものといえば、いつもの定位置で演説を叫ぶ、ベテランのホームレスの方でありましょうか。
「テントだけあっても駄目なんだ!テントを張る場所がなければならない!人生とはそういったものである!ユー・アンダースターン?」
私には難解でうまく理解できない説話を、彼は叫ぶ。いつも叫ぶ。
そんな過酷なアスファルトな環境に、ミミズが一匹。

私は田舎の子。虫もミミズもヘッチャラなので、なんだか懐かしさや親しみを感じて、そのミミズをヒョイとつまみ上げてみたのです。

やきそばでした。
ソースやきそばの麺でした。

都会でミミズを見たら、やきそばと思え!
ユー・アンダースターン?


夏のおしまい、とその後

今年の夏も、はい、もうおしまい。
てな具合の速度で、センチメンタルに過ぎ去って行くのです。
そう。例年通りですね。

さて、また今日から仕事漬けのハードデイズナイトが再開されるわけですが、その前に、ちょいとメモを残す事にします。
この夏の帰郷で得た事や感じたもので、これからも大事にしなきゃと思う事。

▼僕のふるさと新潟のメモ

新潟発のエレクトロニカ・リバイバル。局地ゆえの異形の進化を引き受けるのか!?
音楽啓蒙活動として、または、海外マイアミのアーティストとの連携をベースに、点在する国内外の局地のネットワーク化による、いわゆる「東京」を持たないカルチャーが、いよいよ生まれるか?
マニアックでもこの際いいかもね!「レッド・レース・ライオット」。

開発と衰退の二極化が進む市街地の愛すべき「衰退側」にて、使い道のない二束三文で借り受けた老朽長屋をリノベーションして、見よう見まねで店を出している。
アートギャラリー「N7」
レコード屋「シャビーシックポエトリー」
インディ感全開のユルい店だけど、やはりココにもなぜか、世界的にも希少なお宝コンテンツが並んでいる。

以上、
こだわりを持って、楽しい商売をして欲しい、と思った。
がんばれ!

やるな、バットマン!

今日もまた田舎のシネコンで映画を観た。

「ダークナイト」
クリストファー・ノーラン監督のバットマンの二作目。

完全な退屈しのぎに観に行ったのですが、かなり良かった。
ジョーカー役の役者が相当良い。
ヒース・レジャーさんって言う役者さんだそうです。



今作品ではゴッサム市警の警部役を、初老がかったゲーリー・オールドマンが好演していた。
かつてのオールドマンはむしろ今回のジョーカーのようなエキセントリックな芝居のモデルを作ったパイオニア的な役者なんじゃないかと思う。

しかし、ヒース・レジャーがその枠を完全に越えた感があった。

観るとこがなんかおかしいかもだけど、そんな風に思った。

ゴッサムシティも、現実味のある市街地のロケーションが採用されていて、またひと味ちがったリアルな街の様相が、そこに現れるバットマンの「変な立ち位置」を浮き彫りにしていた。

バットマン。

これは金持ちの偽善道楽か。
じゃあ偽善は悪なのか。
っていうか、悪は、罪は、どこにあるのか?

この「ダークナイト」は、デビッド・フィンチャー監督の「セブン」以来の快作。

バットマンってそもそも、善悪の在りようそのものを問う、かなり深いテーマの作品なのかもしれない。
深イイ話ってやつ。
いろいろコーナー
▼新コーナーはじまりました!






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